2014年11月30日
ボタニカ・クリスマスギフト展

研屋町にあるアートスペース・ボタニカで12/6~12/14までクリスマスギフト展が開催されます。
実は去年見に行って、翌年は参加しようと思っていたのですが、何しろ術後首筋や肩、傷痕の
引きつりがひどく、親の病院の付き添いも増えてしまい創作出来なかったので、今年は参加を
諦めていたところ、友人が声を掛けてくれて急遽出品することになりました。という訳でDMには
名前も載っていませんが、過去の作品2点とポストカードを出品します。クリスマスにちなんだ
素敵な作品が勢ぞろいすると思いますので、お時間ある方は是非見に来てくださいね♪
開廊時間が平日と週末と異なるのでご注意下さい。なお、私は仕事の都合で7日の13時半頃に
ちょっと顔を出せるか、あとは最終日、14日の15時過ぎなら会場にいます。
ボタニカのトップページのイベントから入ると、ギフト展の詳細が分かるようになっています。
http://kinza-botanica.com/
場所は呉服町通りから本通りに出て信号を渡り、日銀の前を西に向って進み、次の細い道を
北に入ってしばらく歩いた所にあります。下に地図を貼っておきました。
皆さまのお越しをお待ちしています(^o^)丿
https://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&gbv=2&um=1&ie=UTF-8&fb=1&gl=jp&cid=9474762472325391807&q=%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%80%80%E5%9C%B0%E5%9B%B3&sa=X&ei=6216VIS2KMvz8gWDq4DgBw&ved=0CCwQtgMwAw&output=classic&dg=brw
2014年11月29日
版画制作

プリントゴッコの最後の年賀状制作に取り掛かった。午前中に母の用事を済ませ、
お昼ご飯を食べたあと昼寝をしてからお掃除を済ませ、3時過ぎに始めた。
私はインクを何色か混ぜるのでなかなか気に入るまで時間がかかる。やっと
色が決まって一版目のマスターにインクを乗せる。刷り上ったものを見ると、
なんと広い面のベタなので、版が上手く出来ておらず、ところどころまだらになってしまった。
まずい…。(-_-;) もう版はない。仕方ないのでインクが乗ってない部分に一枚一枚、筆でインクを
乗せる。全部で65枚。時計を見ると、やり始めてから5時間近く経っていた。あ~疲れた(-_-;)
気付くと肩はガチガチ、デパスを飲んで肩を少し緩めた。けれど最近あまり効かないのよね~(泣)
あと2版、少し日を空けて刷ることにしよう。いい感じに出来るといいなぁ♪
上のは昔の年賀状。町のねずみと田舎のねずみをモチーフにしました。
今夜の音楽は洗練されたイカシタ曲、ガーシュインの Rhapsody In Blue をお聴き下さい♪
2014年11月29日
小さい秋
昨日、散歩の途中小さい秋を見つけたのでおうちに持ち帰った。
なんと言う樹なのか知らないけれど、真っ赤なしっかりとした肉厚な葉を付けていた。
今朝、厚い雲を眺めていたら一瞬雲間から太陽が顔を覗かせた。ほんの一瞬だったけれど
とても嬉しかった。おてんと様って本当に有り難い。
明日は晴れそうだから、明日またお会いしましょう。
2014年11月28日
今夜はアヴェ・マリアで

今日は両親ともデイサービスに行って1人きりになれたので、年賀状の制作に取り掛かった。
今年は木版画で大変だなぁ、身体が持つかしらと実は心配していて、ふとプリントゴッコを
引っ張り出してみたら、なんと!去年買い置きしておいたB6マスターが3枚あった!
ちょうど3版刷りを予定していたので助かった~(^_^;) あっさり木版はやめて最後のプリント
ゴッコの年賀状にすることにした。3日前は絶不調でほとんど一日寝込んでしまい、そんな日も
あるから、これは天からの授かり物だと思った。ハハハ、大袈裟かぁ。
今夜はカウンターテナーのスラヴァ によるヴェルディ作曲のアヴェ・マリアをお聴き下さい。
もう15年位前になるかなぁ?AOI音楽館になんと!スラヴァが来て、お友達と聴きに行ったっけ。
色気のある歌声にうっとり聴き入ったのを覚えている。音楽は私にとって空気のようなもので、
なくてはならないものだ。月星座がうお座の私にとっては水のようなものでもある。
ないと干からびてしまう。音楽で心を充電させるのだ。
2014年11月28日
古典音楽に酔う

私は古典音楽がとても好きだ。現代の世知辛くスピードの速い世の中では決して生まれる
ことのない悠久の時間を感じさせる音楽。数年前のクリスマスシーズンの頃、優しい友達が
私に為にコピーしてくれた CAROLS FROM TRINITY を引っ張り出した。
全くどの曲も素晴らしくて心に沁みる。その中の一曲、 O Come, All Ye Faithful をお聴き下さい。
映像の中に映し出された、ゴシック教会の神秘的で荘厳な雰囲気大好きです。
2014年11月27日
ザッハトルテ

おととし位だったかな?今はなきカレーと珈琲の店oakに行ったら素敵な音楽が流れていた。
ヨーロッパの民衆音楽といった感じですごく好みだったので、お店の丸ちゃんに聞いたら
京都出身の3人組のミュージシャンでザッハトルテというトリオである事がわかった。
彼らはアコーディオン、チェロ、ギターという組み合わせで世界的にも珍しいらしく、
アイリッシュ、ジプシースウィング、ボサノヴァ、ロック、クラシック等々多様な要素を
取り入れた彩り豊かなオリジナル曲を演奏しているそうだ。
2002年の結成から、ストリート、カフェ、バー、ライブハウス、美術館、コンサートホール等、
徐々に活動の幅を広げ、2008年にメジャーデビューを果たし、アフラックのテレビCM
「アヒルのワルツ」も彼らが手掛けたそうだ。ご機嫌な彼らの演奏をお聴き下さい♪
ザッハトルテといえば、チョコレートの甘みとアプリコットジャムの酸味が見事に調和した
オーストリアのウィーンに伝わる伝統的なケーキ。残念ながらまだ食べたことないです。
ネットから拝借した画像でお楽しみ下さい♪



上の絵は 『 マリアッチ 』
2014年11月24日
年賀状制作

年賀状に長年愛用していたプリントゴッコがおととし製造中止になったしまったので、
今年からまた木版画で刷る事にした。中学生の頃から毎年続けてきた版画の年賀状。
今年も60枚以上刷るので、骨が折れる作業だけど仕方がない。
やり始めると凝り性なので、結局3版作る事になってしまった。昔は一気に刷っていたけれど
今年は手術の後遺症で肩がガチガチなので、何日かに分けてぼちぼちやろうと思う。
最近は年賀状の宛名も挨拶の文面も印刷なんて人も増えてきたけど、私は宛名はどうしても
手描きで書きたい。やっぱり肉筆っていい。その人が自分の為に書いてくれたんだなぁ、と思う。
久々の木版、3版で60枚となると計180回刷る事になるので気が遠くなりそうだけど、あまり
根を詰めずに頑張ろう。いいものが出来るといいな♪ 大変だけど、久々の創作にちょっと
心が躍ります。上のはプリントゴッコで刷った12年前の羊の年賀状。
2014年11月23日
大勢の時間とひとりの時間

今日は仕事が忙しかったが、みんなで細かい所を助け合いながら楽しくやれた。
職場の人たちはみなそれぞれ個性的でいい人たちばかりで、人間関係がいいので有り難い。
人と触れ合うと心が温まるから嬉しいね。私は大勢でワイワイやるのも好きだけど、例えば
飲み会のあと、ひとりでふらりとお気に入りのバーに立ち寄って、ひとりカウンターで飲むのも
好きだ。店主を捕まえてお喋りに付き合ってもらう。365日誕生日事典によると、『 10月7日生まれは
内心では1人になりたいと願っています。たとえその願いがかなっても、すぐに他人と関わらなければ
ならない運命です。』 とある。うん、多分当たってると思う。魅力的な人とはお友達になりたいし、
人付き合いは大切にしているが、ひとり音楽に浸ったり、過去の旅の記憶の中に身を沈めてみたり
ひとり妄想に耽る時間もとても大切な時間。私の中では現実世界と夢の世界が同時進行していて、
そのどちらも大切だ。なにせ10月7日生まれは想像、夢、神秘的な現象を司る海王星に支配されて
いるのです。そんな私を解ってくれる人と出会えたらいいな♪
上のうつくしい写真は世界の絶景からお借りしました。とても心惹かれる風景です。
2014年11月22日
自分を俯瞰して見ることの大切さ

身体の具合が芳しくない時は気分も落ち込みがちだけど、自分を俯瞰してみる事が
大切だと思う。あんまりひどい時はそんな余裕はないけれど、多少の辛さならそれを
ユーモアを交えて語れるくらいになれたらカッコイイ。今日は仕事中に肩に小さな針を
刺したような痛みがあったけれど、私の肩は針山?見えないコロボックルが刺しているのかも?
ガチガチの石の肩の時は、メドゥーサに睨まれちゃった!この呪いをなんとか解かねば!
な~んて言葉が出てくるくらいじゃないとね(^_^) 身体の痛みや辛さはないに越したことは
ないけれど、どうせあるなら肯定的に捉えられたらいい。私は手術痕が派手に20cm近くあって
足のすねにも13針縫った傷痕があるから密かに女ブラックジャックと自分を呼んでいる。
いつでもユーモアを忘れたくないな♪
上の写真はネットで見つけた仲良しさん。2匹とも笑ってる!カワイイ(*^_^*)
2014年11月20日
身体が弛緩するとき

以前は引きつった筋肉を緩めるデパスを一日2錠で済んでいたのに、最近は3錠服用しないと
いられない日が増えた。この薬は依存性も耐性もあるので、あまり飲みたくはないのだが、辛い
ときは仕方がない。今日は仕事の疲れもあったので夜3錠目を服用した。しばらくすると引きつった
筋肉が少し弛んでくる。それと同時に気持ちも和らいでくる。10の辛さが7くらいにはなる。
デパス様様だ。心も弛んだところで一日の責任と緊張を脱ぎ捨てて、うつくしい音楽に身を委ねる。
今夜は昔から聴いてきた、私の大好きな大好きな曲、Greensleeves をお聴き下さい。
上の絵は クリスマスローズ
2014年11月19日
長田 弘の詩集

北街道沿いの古書店 『水曜文庫』 で2年ほど前に買った長田弘の詩集、
『心の中にもっている問題』 を最近になって読んでいる。自分の子供たちに
宛てた45編の詩からなっている。詩集というものにあまり馴染みがなかったのだけど、
読み始めたらこれがなかなか面白い。『ねむりのもりのはなし』 という詩の部分を少し。
いまはむかし あるところに
あべこべの くにがあったんだ
はれたひは どしゃぶりで
あめのひは からりとはれていた
( 中略 )
きのない もりでは
はねをなくした てんしを
てんしをなくした はねが
さがしていた
はなが さけんでいた
ひとは だまっていた
ことばに いみがなかった
いみには ことばがなかった
( 中略 )
うそが ほんとのことで
ほんとのことが うそだった
あべこべの くにがあったんだ
いまはむかし あるところに
いいですね(^_^) これからも長田弘読んでいきたいと思います。
上の作品はエッチングです。
2014年11月18日
今日はなかなか身体が辛かった。

昨日は母の付き添いで午前と午後に病院2件。今日はやはり母の痛む足の医療用の靴を
作るため午前中かかった。午後は自分の薬を貰いにむつごろう薬局に行ったり、図書館に
行ったり、母の布団を直しに業者さんが来たりあっという間に一日が終わってしまった。
今日は傷痕と首肩の締め付けがきつくて、肩も痛かったのでデパスを3錠飲んでしまった。
手術の大きさにもよるけど、やはり手術を受けた身体はその後が大変だ。前と同じという訳には
いかない。本当は絵も描きたいし、他にもやりたいことあるけど、今は仕事と家事と親の世話で
手一杯。日々感謝しているけれど、時々もう少し身体が楽だったらなぁ…と気持ちが落ち込み
涙が出てくる。でも仕事に行けば元気も出るし、楽しい事をしてる時や友達に会えば、痛みも
忘れられる。前にお世話になってた鍼の先生は、オバタさんと同じ手術を受けた人は大体5年ほどで
身体の違和感がなくなるそうだと教えてくれた。とにかく今は無理をしないで自分の身体と忍耐強く
向き合うしかない。いつかまた絵が描ける日が来るといいな。
上の絵は初個展のときの絵で 月夜の木立
2014年11月18日
冬が近づいてくると・・・

冬が近づいてくると、古典音楽が聴きたくなってきます。
今朝は米良美一さんのCDを引っ張り出して聴きました。
この "Ombra mai fu" オンブラマイフ は、ヘンデルが作曲したオペラの一節で
ペルシャの王、クセルクセスが木陰への感謝を歌った曲で、こんな歌詞です。
《 こんな木陰は今までになかった。どれよりも愛しく、愛らしくそして優しい。 》
上の絵は個展abcのうたより Unicorn
2014年11月16日
ひとりごと

本日2度目のブログ更新。先日、私にはTVは必要ないかもって言ったけど、見てみたら結構
面白い番組がたくさんあった。火曜の 『さよなら私』 も楽しみになったし、池上さんの番組は
文句なく面白いし、大切りお笑いも面白かったし、NHKの番組の手塚さんが旅したブラジル北部の
石英の白い砂丘の村、レンソイスの旅は最高に良かった!感動したな~(*^_^*)
TVでも映画でも面白いものは面白いって事だね。
話しは変わって、私は繊細な人が好きだと言ったけれど、繊細イコール弱さではない。
繊細な人は傷つきやすいけれど、強くはなれる。私は繊細で強い人が好きだ。世の中には
愚鈍で乱暴な人もいるが、そういう人は弱い。弱い人は自分も他人も傷つける。
私だって弱ったときは何度もあった。でもまた乗り越えていけばいい。
大丈夫、みんな自分の力を信じよう。今はそう思えなくても、いつか陽は昇ると信じる事が大切だ。
今夜の音楽はピアソラの名曲、ブエノスアイレスの冬 。
上の絵は初個展のときの作品でタイトルは 『 希望の樹 』
2014年11月16日
映画 ぼくを探しに

先日シネギャラリーで素晴らしい映画を観ました。監督のシルヴァン・ショメはアニメーション
映画を手がけてきたフランス出身の監督で、今回初の実写長編作品を撮りました。
ティム・バートン、ジャン=ピエール・ジュネ、テリー・ギリアムたちもアニメ出身。
アニメ出身監督がもつ色彩表現や演出は美しく、その点もこの映画の大きな魅力になっています。
この映画はショメ監督が撮った傑作アニメ 『ベルヴィル・ランデブー』 のサントラ曲「アッティラ・
マルセル」にインスピレーションを得る一方で、フランスの文豪マルセル・プルーストの名作
『失われた時を求めて』 のエッセンスを織り交ぜながらストーリーを膨らませていったそうです。
またプロデューサーには 『ロスト・チルドレン』 『アメリ』 『パリ、ジュテーム』 など数々の名作を
手がけてきたクローディー・オサール。ショメの才能に惚れ込みプロデュースをかって出たそうです。
さて映画のあらすじを少し。
幼い頃両親を亡くしてしまったショックで、言葉とともに過去の記憶を封印してしまった
ピアニストのポール。二人の伯母に育てられ、静かなアパルトマンで暮らしていたが、
偶然不思議な部屋へ迷い込みマダム・プルーストと出会う。マダムに差し出されたハーブティー、
それは記憶を呼び覚ます魔法だった。昔の懐かしい記憶を徐々に取り戻すポール。同時に痛ましい
記憶まで思い出ししまいこれ以上過去を知るのをためらうが、勇気を振り絞り最後の一杯を飲んだ
その先には衝撃の真実が・・・。
詩情溢れるこの映画は、ユーモアとダークさを内包していてメッチャわたし好みです。
監督も 『ダークさに関して言えば、私にはハッピーな題材のコメディは作れません。
それが私なのです。』 と語っていました。でも安心して下さい。後味の悪い映画ではありませんから。
上映期間中に紹介できなかったのが残念ですが、DVDで見てくださいね(^o^)丿
2014年11月15日
自制心のきいたやけ食い

ちょっと心乱される事があったので、仕事帰りにコンビニでサツマイモクリームに林檎粒の
入ったワッフルとダークストロベリーチョコを買った。夕食後、蜜柑と柿を一切れ食べたあと
チョコとワッフルをほおばった。あ~お腹いっぱい。やけ食いといっても胃腸の弱い私はこれ
以上食べるとひどいことになると解っているので、自制心のきいたやけ食いだ。好きなお菓子を
いっぱい食べるととりあえず満足するね。音楽も私にとっては大きなストレス解消法だ。
肉体がある限り何かと制約の多い生活だけど、ひとたび音楽を聴けば空想の羽根を思い切り
広げる事が出来る。時空を超えて自由になれる。本当に人生に音楽は欠かすことが出来ない。
今夜はとびきりイカシタ女性達の演奏をお聴きください。
2014年11月14日
ソファの修理
わたしはとても勿体ながり屋だ。美術館での収入が少ないこともあるのだが、修理できるものは
なるべく直して使いたい。このリクライニングソファ、もう20年以上使っている。おかげで端っこの
部分があちこち破れて、中のスポンジがもくもく出てきてどうしようもなくなった。
よしっ!いいソファを買う余裕もないから修理する事に。沢山あるハンカチの中から、色の似合い
そうなのを選んでちくちく縫って貼り付けた。ん~これでしばらくは使えるな♪
Led Zeppelin の中でも大好きな曲 - Black Mountain Side の素敵なカヴァーを見つけた。
2014年11月10日
哲学豆知識

今週映画をテーマにした人文学の会に参加するので、予習のため『アンナ・ハーレント』という
映画を観た。彼女は哲学者でナチスの戦犯の裁判を傍聴し、そのリポートをニューヨーク誌に
掲載した。彼女が見たその戦犯は、全く普通の人で役人であり、事務的に上司の命令に従った
までだと主張した。彼女が見た彼は、どこにでもいる凡人で残忍な人間でもなく、ただ人としての
良心を捨てて思考する事を止めてしまった人間であったそうだ。悪魔的な深遠さも持ち合わせず、
ただただ普通の人が自分の置かれた状況に甘んじ、考える事を放棄して起こす悪が最悪で広範囲な
悪をもたらすと語っていた。これを《凡庸の悪》と定義した。彼女はこれを出版した際、ものすごい
バッシングを受けるのだが、毅然と立ち向かう強い人であった。彼女は親子ほども歳の離れた哲学者
ハイデガーと恋愛関係にあったそうだ。ハイデガーは不倫はするは、ナチに肩入れはするは、倫理的
に問題があったようだが、偉大な哲学者であったそうだ。数年前に買った雑誌、『男の隠れ家』 の
哲学特集を引っ張り出して改めて読んでみた。現代哲学者のサルトルは哲学界のヒーローだった
そうで、面白い理論を展開している。例えば、ナイフは物を切る道具という本質がまず与えられて
作られる。つまり、「本質が実存に先立つ」。しかし、人間はまず先に存在し、世界に不意に姿を
現し、その後で定義される事になる。つまり、「実存が本質に先立つ」のである。
人間は最初は何者でもなく、あとになって初めて人間になるのであり、人間は自らつくったものに
なるのだそうだ。う~ん、納得!哲学って面白いですね(^_^)
上の写真はそのサルトルです。
2014年11月04日
オブラートに包まれた朝

仕事が休みの日の朝、起きぬけに音楽を聴く事がある。人はやらなければならない事が
あったりすると徐々に鎧を身に着けていくが、何にもしなくていい朝はその必要がないので
しばらくはオブラートに包まれた状態でいられる。今朝はペンギンカフェオーケストラをたっぷり
聴いた。VEGA という曲が本当にすごくて、鳥肌が立ってしまう。心の琴線に触れるんだな。
11月になると、むかし外国を旅した事が思い出されてとても懐かしくなってしまう。
パリのグレーの街、ピカソ美術館での興奮、突然街中に現れるメリーゴーランド。
バルセロナのガウディ建築、ダリの生まれ故郷フィゲラスの石畳をそぞろ歩いた事。
全てが鮮やかに色彩を取り戻す。もう10年以上、東京にさえ行っていないなぁ。
来年は東京に行きたいな。あのピリリとした刺激的な空気をまた吸いたいな。
2014年11月01日
雨の中の大道芸
昨日は仕事が休みだったので、雨の中大道芸に出掛けた。ガイドブックでチェックしておいた
スペイン人ふたりとアメリカ人ひとりのギタートリオ、《 ロスト ロコス!オーレ!》 を
見に行ったのだ。そぼ降る雨の中、観客達の多くが合羽を来て、傘をささずに待っている。
その熱意に感動した。私はそこまで考えていなかったので、傘をさして始まるのを待っていたのだが
そんなに雨も強くなかったし拍手もしたいので、傘をたたんでジャケットを羽織ってタオルを頭に
乗せてスタンバイした。スペイン人は巨漢と小太りのロン毛、アメリカ人は気取った紳士といった感じ。
情熱的なギターを掻き鳴らし始めたら、そこはもう彼らの世界。お互いがオレ様が一番と云わんばかり
に、お互いの邪魔をする。その掛け合いが絶妙で面白いのなんのって!そのうち観客も巻き込んで、
辺りは笑いの渦。音楽もサイコーだし、ユーモアのセンスが抜群!体は自然に音楽に乗ってノリノリ♪
素敵な3人組みに投げ銭を渡すとき、本当に楽しくて感激したのでホッペにチューしちゃいました(*^_^*)
ずぶ濡れになりながらサイコーの演技をありがとう(^o^)丿どうか明日は晴れますように・・・!
上のはたんすの奥に仕舞い込んでいたバルーンゴムで作った青いウサギ。
ピンクの蝶ネクタイを飾ってみました。