2011年05月29日
潜水服は蝶の夢を見る

2007年カンヌ映画祭監督賞を受賞した 《潜水服は蝶の夢を見る》 は実話に基づいています。
フランスELLE誌の敏腕編集長ジャン=ドミニク・ボビーは、ある日息子を乗せて新車の試乗中に
脳溢血を起こし一命を取り留めますが、パリから北部海岸の療養所にリハビリのため移されます。
3週間の昏睡後目覚めると、音は聞こえるが言葉は発せず、全身の運動機能が麻痺し唯一動かせるのは左瞼だけという閉じこめ症候群(Locked-In syndrome)の状態に陥ります。絶望のどん底に
突き落とされるのですが、その後彼は左目の瞬きだけで自伝を書く決意をするのです…。
監督はアンディ・ウォーホールとも交流のあった画家バスキアの生涯を描いた 《バスキア》 を撮った
ジュリアン・シュナーベルです。映画は深刻になり過ぎず、ボビーの華麗な編集長時代も交えながら
ユーモアもたっぷりで見応えがあります。彼が20万回の瞬きで綴ったという原作を読んだのですが
文章が本当に豊かで素晴らしく詩的でもあり、深刻な状況にありながらも生きている証を追い求める
姿には感動します。
下のは映画の予告編です。
上の絵は2007年友人とのふたり展より 《 family-3 》 です。
5/25にブログにアップした作品と連作になっています。
下のは潰した苺とヨーグルトと生クリームを使って作ったムースです。
酸味が効いてて美味でした♪(^^)
この記事へのコメント
唇型のクッションがすごくいいですねー
なにげにソファーのボタンと相まって顔っぽく
見えるのは私だけ?(笑)
左目の瞬きだけで自伝を書く。
常人には想像もできない凄まじい行為ですが、
だからこそ出せる深さがあるんでしょうね。
なにげにソファーのボタンと相まって顔っぽく
見えるのは私だけ?(笑)
左目の瞬きだけで自伝を書く。
常人には想像もできない凄まじい行為ですが、
だからこそ出せる深さがあるんでしょうね。
Posted by 皆川慎人
at 2011年06月04日 12:38

皆川さん
そうです。顔に見立ててます。
よくぞお分かりで。嬉しいです♪(^^)
確かに壮絶ですね。
ぎりぎりのところにいるからこそ、
人を感動させるものが書けたのでしょうね。
そうです。顔に見立ててます。
よくぞお分かりで。嬉しいです♪(^^)
確かに壮絶ですね。
ぎりぎりのところにいるからこそ、
人を感動させるものが書けたのでしょうね。
Posted by ケイチャン at 2011年06月04日 13:13
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