2012年07月01日
『 あの川のほとりで 』 を読み終えて


『 ガープの世界 』 で有名なアメリカの作家、ジョン・アーヴィングの小説 『 あの川のほとりで 』
をひと月ほどかけて読み終えました。本当は一気に読破したかったのだけど、上下巻700ページ以上
の長編で、途中体調を崩した事もあり随分時間がかかってしまいました。
これから読む方のために詳しくは語れませんが、これはニューハンプシャーの山奥の集落に住む
ある父子親子のお話し。親子に起こった不幸な事故のため、頭のおかしい警官に50年余りも追われる
羽目になり、居場所、名前を変えながら二人は逃亡生活を続けます。
悪い足を引きずりながら、次々と不幸に見舞われながらも愛する息子ダニエルを守り抜くコックの
ドミニク、二人を遠くで見守り続ける荒々しい山男のきこり、ケッチャム。魅力的な女性との恋愛
を交えながらもこれは男の物語で、終始物語を貫く互いの強い愛と絆に心動かされます。
天から裸の女がパラシュートで舞い降りてきたり、次々に人が死んでしまうし、とんでもないストー
リー展開ではありますが、彼らの揺るぎない絆に感動させられてしまうお話しです。長編を読んで
いるとすっかり登場人物に感情移入してしまうので、最後の方では3度泣かされてしまいました。
長編を読み終わるとずっと一緒にいて馴染んだ人達とお別れするようで、寂しいものですね。
上の写真はジョン・アーヴィングのポートレイトです。彼はレスリングをやるマッチョな人で、料理も
得意との事。さて他の長編にも挑戦してみようかな?