2019年07月20日
恩師からの手紙
先日のふたり展にわざわざ千葉から来てくださった版画教室の恩師にも
私の不在で会えなかったので、お礼とお詫びのお手紙を書いたら返事が最近届いた。
彼は9月~10月にかけてオーストリアとドイツを旅してくるそうだ。私の一番好きな画家、
パウル・クレーの作品を大量に収めたクレーセンターもすぐ近くだからきっと寄ってくるのだろう。
もう20年以上も前に通った先生の銅版画教室。楽しかったなぁ♪ 私も若い頃はヨーロッパを
よく旅した。あの頃はアート三昧だった。上のモノクロ写真はクレーのアトリエ。この葉書きで
また恩師に返事を出した。下のはクレーの 《 黒い王様 》 という作品。
これに詩を付けた、谷川俊太郎の詩が秀逸!

「黒い王様」 谷川俊太郎
おなかをすかせたこどもは
おなかがすいているのでかなしかった
おなかがいっぱいのおうさまは
おなかがいっぱいなのでかなしかった
こどもはかぜのおとをきいた
おうさまはおんがくをきいた
ふたりともめになみだをうかべて
おなじひとつのほしのうえで
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