2020年06月10日
裸婦の話

突然ですが、裸婦の話。ルノワールは美術史上はすごい事を成しえた画家だけど
(興味のある人は調べてね。)私はルノワールの描く裸婦が嫌いで、エゴン・シーレ
の描く裸婦が好き。下の掛け軸のような素描はパリのポンピドゥーセンターで見つ
けた時すごく感激して購入して、今は私の部屋に飾ってあります。その下の
ストライプのワンピースの可愛い女性はエゴン・シーレの奥さんで、ふたりは20代
の若さで3日違いでスペイン風邪で亡くなりました。あの時代、医療が今のように
発達していれば、二人とも命を落とさずに済んだのかも知れませんね。
因みにエゴン・シーレは、この良家のお嬢さんと結婚するにあたり、7年間生活を
共にしたヴァリーという女性と別れます。その後、ヴァリーは第一次大戦の野戦
看護婦として戦地を廻り、クリスマスの前に猩紅熱で死亡したそうです。
24歳の若さでした。


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