2011年06月11日
映画 ロストチルドレン

今回は私の大好きな映画を紹介します(^^)
舞台は闇に包まれた港町。夜な夜な幼い子ども達を誘拐し、彼らの夢を盗む一つ目教団。
弟をさらわれた怪力男ワンは少年窃盗団のリーダーである美少女ミエットに出逢い、弟を取り返すべく奔走し始める…。
美術が細部にわたってかなりのこだわりようで映像に圧倒されます。錆びた鉄工場のような街並みは近未来のようでもありレトロな雰囲気も漂わせ、独特な世界に引き込まれます。ストーリーも大変面白く、ダークなファンタジーと言えます。クローン人間、シャム双生児の姉妹など色んなヘンな登場人物たちが魅力的で、特にヒロインのミエットの大人と少女の入り混じった魅力が際立っています。
監督はジャン=ピエール・ジュネとマルク・キャロで、ジャンは一風変わったパリジェンヌの恋を描いた 《アメリ》 の監督です。
衣装はジャン=ポール・ゴルチェ、音楽はツインピークスのバダラメンティと贅沢な顔ぶれです。
間違いなく傑作と呼べる映画で深いところのテーマは人間の抱えた 《孤独》 であると思います。
上の絵は2007年友人とのふたり展より 《 ウェディングパーティー 》
今、紫陽花が綺麗ですね♪♪