2014年08月07日
おばさんのつぶやき

この前、朝バスに乗ったときの事。明るい茶髪の若い女性が優先席に大きな荷物と
クリーニングされた洋服をドサッと置き、携帯をいじり始めた。車内は空いていたから
そこに座るのはかまわないと思う。ただ、お年寄りが乗って来た時は当然譲るよね~と
心の中で思いながら横目で見ていた。徐々に車内は混み合い、杖をついたお年寄りが乗ってきた。
その方は優先席が空いてなく、座る事が出来ずに時々ぐらついていた。さっきの若い女性は
スマホから一度も目を上げることなく、お年寄りの事など気にかけていない。私の近くにお年寄りが
来たら席を譲ろうと思っていたら、そのうち他の優先席が空いて無事その方は座る事が出来た。
また別の日の朝、お洒落な可愛らしい女性がバスに乗り込んできた。私は荷物が多かったので
横のシートに荷物を置いていた。彼女は私の横まで来ると、じっと私の荷物を見つめて無言で
『ここ、空いてるよね~。』とプレッシャーをかけてきた。私は 『あ、どうぞ。』 と荷物をどかすと
彼女は一言も発することなく隣に座った。降りる時、私が 『次、降りますので。』 と言ったら
やはり彼女は私の言葉など聞こえていないかのように、何も言わずに降りていった。
おばさんの私は、『あんたねぇ、口ってもんがあるでしょ!うんともすんとも言えないの?
コミュニケーション能力なさすぎじゃないの?』 と心の中で呟いていた。