2012年10月03日
『 オウエンのために祈りを 』を読み終えて

私にとってジョン・アーヴィング2作目である 『 オウエンのために祈りを 』 を読み終えた。
語り手のジョンの親友オウエンは、身長150cm足らずで生まれつき潰れたような高い不思議な声の
持ち主で独創的で頭脳明晰。父親の営む墓石業を手伝いながら、学生時代には学院新聞の編集長
ヴォイス として注目を集める。子どもの頃、彼の打った運命のファールボールが予期せぬ事態を
招くのだが、彼は親友ジョンを始めとする、彼を取り巻く人々から愛されそれを乗り越えていく。
しかし、彼の見た夢が彼を逃れられない宿命へと導いてゆく…。
アメリカの負の遺産、ヴェトナム戦争への突入、カトリックとプロテスタントの問題など、シリアスな
テーマを扱いながらも、ユーモアもありパッション溢れる大変面白い小説です。ジョン・アーヴィング
の母国アメリカに対する辛辣な考えがよく出てくるところも好きです。うんうん、と思わず頷いてしまう
箇所もたくさんありました。心に余裕があって長編にチャレンジしたい方、お勧めです!
内容にだいぶ手を加えてあるそうですが、『 サイモン・バーチ 』というタイトルで映画化もされている
そうなのでこれから見てみようと思います。楽しみ♪ ^m^
さくらももこの 『 もものかんづめ 』
不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち
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