2020年01月18日
おとぎのアリス

来月1日から静岡市美術館で始まる 《 不思議の国のアリス展 》 の
予習でのため図書館で、ルイス・キャロルが幼児にも読んで貰うよう
書き直した 《 おとぎのアリス 》 を借りてきた。不思議の国のアリスは
もちろん知っているが、詳しいストーリーまではうろ覚えなので、こちらを
借りた。というのも、こちらの方が字数が少なそうだったから。(笑)
挿絵もちゃんとジョン・テニエルのものを使っているし、ストーリーの中で
キャロルが所々幼児に話しかけているのも面白い。不思議の国のアリスには
変なキャラクターが沢山出てくるが、なんといっても私が一番好きなのは、
頭のヘンな、毎日お誕生会を開いている帽子屋さん!
私の好きなイラストレーター、アーサー・ラッカム画の挿絵を載せておきます。
展覧会には、ラッカムの原画も来るのでメッチャ楽しみまさか生きている間に
ラッカムの原画を見る機会が訪れるとは思いませんでした。
来月は 《 不思議の国のアリス展 》 へお越しくださいね!

2019年12月09日
前世の記憶?
この季節になるとたまらなくクリスマスソングが聴きたくなる。
今は身体が辛いから冬は早く過ぎ去って欲しいけど、本来は
冬の持つ神秘的で厳かな雰囲気が好きなのだ。
こんなにもキリスト教圏の絵や音楽に惹かれるのは、やはり
前世、ヨーロッパの何処かの国に生まれたに違いないと思う。
昔から自分が置かれた実世界と、美術や音楽に触れている時
感じる感覚との間に大きな隔たりがあると感じていた。
実社会でない、空想の夢の世界の方がインパクトがあった。
私の誕生日を司る星が、愛と美を司る金星と、夢と空想を司る
海王星というのも多いに影響してるとは思うけれど。。。
何しろ人生に美術と音楽は欠かせないものだ。
2019年11月29日
バルセロナ展観て下さい!損はさせません。

バルセロナ展、じっくり観て来ました。思った以上に見応えありました。
バルセロナの都市改革、新しい芸術運動、スペイン内戦の事、色んな事を
知るいい機会です。最終章の建築家、コルビジェのリトグラフいいです!
大きくはないですが、ガウディのカサ・バトリョの外観、内部が見れるモニターも
あります。上の写真のとおり、外観が骨っぽいので地元の人達はこの家を
骨の家と呼んでいるそうです。カサ・バトリョ内部の扉や椅子の実物も展示されて
います。やっぱりガウディは天才だな。ピカソやミロ、ダリの貴重な絵も数点
あります。そして知られざるスペインの画家たちの絵や彫刻が素晴らしいです!
2019年11月21日
バルセロナ展


只今静岡市美術館では、近代バルセロナの都市計画、建築、芸術運動などを
紹介する贅沢な展覧会を開催しています。若かりし頃、2度バルセロナを訪れた
事があるので懐かしさが込み上げて来ます。あの頃は芸術にどっぷりで幸せな
日々だったな。ガウディ建築に関するものは殆んどありませんが、バルセロナが
如何に発展して行き、巨匠を生んで行ったかがわかる大変面白い展示です。
見どころはいくつもありますが、最後の方に建築家のコルビジェのドローイングが
あって、これがとても素敵なのです。
詳しくはこちらをご覧ください。皆さま、お待ちしています!http://www.shizubi.jp/
最後にスペインの哀愁溢れる曲をお聴きください。
2019年07月25日
お知らせ
友人がやっているスクランブル交差点近くの素敵なカフェ、《 cachetto 》 で
8月1日から素敵な展示が始まります。昨日も数点店内に飾られていて美しくて
見とれてしまいました。是非、足を運んで下さいね!
2019年07月20日
恩師からの手紙
先日のふたり展にわざわざ千葉から来てくださった版画教室の恩師にも
私の不在で会えなかったので、お礼とお詫びのお手紙を書いたら返事が最近届いた。
彼は9月~10月にかけてオーストリアとドイツを旅してくるそうだ。私の一番好きな画家、
パウル・クレーの作品を大量に収めたクレーセンターもすぐ近くだからきっと寄ってくるのだろう。
もう20年以上も前に通った先生の銅版画教室。楽しかったなぁ♪ 私も若い頃はヨーロッパを
よく旅した。あの頃はアート三昧だった。上のモノクロ写真はクレーのアトリエ。この葉書きで
また恩師に返事を出した。下のはクレーの 《 黒い王様 》 という作品。
これに詩を付けた、谷川俊太郎の詩が秀逸!

「黒い王様」 谷川俊太郎
おなかをすかせたこどもは
おなかがすいているのでかなしかった
おなかがいっぱいのおうさまは
おなかがいっぱいなのでかなしかった
こどもはかぜのおとをきいた
おうさまはおんがくをきいた
ふたりともめになみだをうかべて
おなじひとつのほしのうえで
2019年06月14日
ごめんなさい。。。

ふたり展前に母や父の事など色々あり過ぎたせいか、疲れが出たのか体調を崩してしまい
在廊出来ない日が続いています。来て下さった方、本当に申し訳ありません。
それでもアートカゲヤマの方が親切で、ご来場された方に声を掛けて下さっているようです。
土日は相方のふるさわさんが在廊しています。体調が良くなったら少しでも顔を出したいと
思っています。ふたりの作品、30数点を並べたらとても素敵な空間になりました(^-^)
明日は雨が激しそうですが、日曜は晴れて来そうですね。ふたりの想いが詰まった作品展、
お時間がある方は是非足を運んで下さいね!
アートカゲヤマ http://blog.livedoor.jp/artkageyama/
過去の作品も数点出品しています。↓




そしてイタズラっぽい魔女♬などなど。

2019年06月09日
いよいよ明日からですヽ(^o^)丿

いよいよふたり展明日からです!皆様のお越しをお待ちしています。
尚、私の在廊日は12日以外の毎日。11時から16時迄です。
相方のふるさわさんの作品もとっても素敵です!

★ ふるさわともこ・オバタケイコ ふたり展
★ アートカゲヤマ 藤枝市 http://blog.livedoor.jp/artkageyama/
★ 6月10日(月)~16日(日)10時~19時(最終日は16時迄)
★ 車の方は藤枝バイパスに乗らず、バイパスを降りて暫く行く と左手に藤越家具。
そこを左折して郵便局を過ぎ、信号を超 えると左手にとんかつの看板が見えます。
そこを左折して暫く行くと高い位置に、薄黄色にカゲヤマと 描かれた楕円形の看板があります。
小さくて見落としやすいのでご注意ください。駐車場はあります。藤枝駅からは徒歩15分です。
★ オバタケイコ在廊時間 12日以外の11時~16時まで在廊 12日はふるさわさんが在廊。
土日は二人体制です。
2019年06月02日
待ちに待ったふたり展告知ヽ(^o^)丿

ふたり展来週から始まります。
一年前から準備していたふたり展。昨年は毎月一枚のペースで描いていたのですが、
今年の1月~2月かけて母の骨髄炎の手術、ひと月の入院。4月に入り私の持病の坐骨神経痛が
発症して休職後すぐに母の骨髄炎が再発。2度目の手術、40日間の入院。認知症の進行も心配で、
寂しがる母の毎日一時間半の見舞い。先日やっと退院した頃、腰が悪化して足の強張りと痺れが
あるので、今は長時間座る事も立つ事も厳しい状況です。12日の水曜以外は在廊予定ですが、
体調によっては画廊の前の紫の軽自動車の中で休んでる事もあるかもしれません。
在廊中、私が居ないな?と思った際は画廊の方にお声掛けください。12日は相棒の古澤さんが
在廊しています。結局今年に入ってから一枚しか描く事が出来ませんでした。
新作8点と過去の作品を交えながらの展示です。まさかこんなバッドコンディションの中での展示会
になるとは思ってもみなかったけれど、母が足を切断する事なく退院出来、治療法も変わって再発の
リスクも少なくなったと思います。二人とも余裕のない中での創作でした。お時間許す方は是非
藤枝まで足を運んで下さいね。皆さまのお越しをお待ちしています
★ ふるさわともこ・オバタケイコ ふたり展
★ アートカゲヤマ 藤枝市 http://blog.livedoor.jp/artkageyama/
★ 6月10日(月)~16日(日)10時~19時(最終日は16時迄)
★ 車の方は藤枝バイパスに乗らず、バイパスを降りて暫く行く と左手に藤越家具。
そこを左折して郵便局を過ぎ、信号を超 えると左手にとんかつの看板が見えます。
そこを左折して暫く行くと高い位置に、薄黄色にカゲヤマと 描かれた楕円形の看板があります。
小さくて見落としやすいのでご注意ください。駐車場はあり ます。藤枝駅からは徒歩15分です。
★ オバタケイコ在廊時間 12日以外の11時~16時まで在廊 12日はふるさわさんが在廊。
土日は二人体制です。
2019年06月01日
ふたり展告知

母が一週間前に退院した日から急に体調が悪化してフライヤーの発送も遅れてしまい、
ギリギリの告知となりました今日はちょっと雑な告知ですみません。改めてきちんと告知します。
6月10日(月)~16日(日) 10時~19時 最終日16時まで、藤枝ののアートカゲヤマで
ふたり展開催します。よろしくお願いいたします。下の絵が私の作品です。

http://blog.livedoor.jp/artkageyama/

2019年03月01日
東山魁夷のポストカード

『起点としての80年代展』のショップコーナーで企画展とは関係ないグッズも売ってるのだけど、
ポストカードコーナーで東山魁夷のポストカードを見つけた。高校生の頃、何処かでこのカードを
見つけて一目惚れして購入したけど、いつの間にか無くしてしまった。
それか、誰かに送ったのかも知れない。洋画一辺倒だった私が初めて買った日本画の絵葉書。
懐かしくて一枚買って部屋に飾った。深くて美しい緑。
2018年12月18日
ボタニカ クリスマスギフト展
アートスペース、ボタニカでクリスマスギフト展開催中です。
私は出品してませんが、大勢の作家さんの素敵な作品がたくさん!
22日まで開催してます。お時間ある方は是非(^-^) http://kinza-botanica.com/event
2018年11月27日
ピグマリオンとガラテア

ギリシャ神話、ヴィーナスのエピソードをひとつ。
彫刻家のピグマリオンはあまりに純粋で、生身の女性の嫌なところばかりを見てきたため、
女嫌いになってしまいました。しかし、若さの情熱と欲求から、大理石で美しい乙女の像、
ガラテアを彫ってしまいました。その像は、今にも動き出すのではないかと思われるほどの
でき栄えで、いつしかピグマリオンはこの像を愛するようになり、妻と呼ぶようになりました。
ピグマリオンはある日祭壇の前に立ってささやきました。「神さま、お願いです。私にお授けください、
あの像に似た乙女を」それを聞いていたヴィーナスは祭壇の炎を三度空高く燃え上がらせました。
ピグマリオンは家に帰ると、乙女の像に接吻しました。その唇は大理石の冷たさと違い、
ほんのり温かく柔らかい感触がしました。今度は乙女の胸に手をおいてみました。
その感触は柔らかく、あらめて顔をのぞくと、恥じらいで顔を赤くした人間の乙女がいました。
彼は、アフロディーテに感謝しました。このエピソードを絵にしたジャン=レオン・ジェローム
のこの絵、ガラテアのしなやかで美しい肉体が本当によく描けてます。素晴らしいですね。
メトロポリタン美術館で観れるそうです。
2018年11月25日
西洋と日本文化の違い

今日静岡市美術館のエントランスホールでやっていた彫刻家の杉山功さんのトークを仕事を
終えて少しだけ聞く事が出来た。西洋と日本では自然観に相違があって、西洋は土地を削って
平らにして建築物を建てるのが常だけど、日本はその土地の地形を生かして建てる事も多いという
話しなど興味深かった。以前、西洋の食器は欠けたらお終いという話を聞いた。日本では古来から
金継ぎという文化がある。欠けてもモノを大切にして、漆と金で繕い、それも味とする素敵な文化だと
思う。話しが逸れたけど、日本の勿体ない精神は世界に誇れると思う。
その精神を大事にしていけたら素敵ですね。イタリアで活躍する杉山功さんのお仕事は
こちらのインスタで見る事が出来ます(^-^) https://www.instagram.com/sugiyamaisao/
2018年11月16日
彫刻家 竹下真澄さんの個展
行って来ました!竹下真澄さんの個展。旧作、新作色んなテイストの作品とデッサン、
見応えたっぷり、美しいです。10年前に初めて見て大変心動かされた作品にも
再会できて嬉しいです(^-^) 月曜休みですので気を付けて下さいね。
http://www.c-c-c.or.jp/schedule/2018/10/post-49.html
2018年11月04日
オーストラリアの大道芸人 The Stalker
今年で大道芸は何年目なのかな?2~3年目にオーストラリアからすごいパフォーマーが来た。
The Stalkerといって高足のスティルト芸人。初めて彼らの芸を見た時は雷に打たれたようだった。
ダイナミックで音楽も素晴らしく大変芸術性の高いパフォーマンスだった。その時の演目は
落ちぶれた貴族のようだった。終了後彼らにどんなに感動したか伝え、銅版画で彼らを
チーフにして作品を作った。翌年彼らが来静した時、版画をプレゼントしたらとても喜んでくれて
オーストラリアの事務所に飾ってくれたそうだ。Stalkerとは大股で歩く人。ソビエトの映画監督
タルコフスキーの作品にもThe Stalkerというタイトルの映画がある。その話をしたら、彼らは
その映画から自分たちのアーティスト名を取ったそうだ。



2018年10月25日
めぐるりアート静岡
めぐるりアート静岡のいち会場、静岡市美術館のエントランスホールで彫刻家、杉山功さんの
展示をやっています。大理石と木を使ったとても素敵な展示です。なお、静美の企画展、
『セーブル展』も見応えあります。是非足を運んで下さいね(^-^)
http://megururi.net/6th/artists/sugiyama…
http://www.shizubi.jp/exhibition/future_181006.php
2018年09月24日
お知らせ

10年前たまたま松坂屋のギャラリーで拝見した木の彫刻の展示。
本当に素晴らしくて溜息が出るようで、2度も足を運んでしまいました。
10年ぶりの個展だそうです。お時間がある方は是非足を運んでみて下さいね(^-^)
竹下真澄作品展 -みえないいろ-
2018年10月1日㈪~7日㈰ 10:00~19:00 最終日16:00まで
[在廊日]
水曜日〜日曜日に在廊します。
アートカゲヤマ画廊 静岡県藤枝市小石川町4‐10‐28
https://www.navitime.co.jp/poi?spt=00011.050829831
下のが10年前に松坂屋で観た展示のDMです。物語があってとても素敵でした。

2018年09月03日
ヴラマンク展

今、静岡市美術館で開催中の『ヴラマンク展』。やっとゆっくり観れた。彼は画家であり、文筆家でもあり
沢山の著書を残している。展示室には絵の横に彼の言葉が記されていて、ひとつ印象に残った言葉を
書き留めてきた。彼は多くの風景画を残しているが、肖像画も描いている。
『私は肖像画を描きたい。人々の姿、その個性を描きたい。生き生きとした悲しさや美しさという、
あらゆる欠点や生来の弱さとともにある真実の人々の情景を描きたい。』仲良しの同僚と、
「完璧な人って魅力ないよね。欠点や弱さがあった方が人間らしいしね。欠点が長所であったり、
その逆もあるもんね。」と話した。私もなかなか自分の欠点が直せず自分に呆れる事があるけれど、
丸ごと自分を受け入れられればいいなと思っている。ダイナミックで勢いのある魅力的な絵です。
彼の遺言を字幕付きで彼の肉声で聴けるコーナーがあり、お勧めです!是非いらして下さい(^-^)
2017年11月21日
坂田栄一郎 写真展の記憶

東京には多分15年位行ってないかも知れない。20代の頃は情報誌ぴあを片手に、
片道3時間の高速バスに揺られながらよく行ったっけ。ブランド物は知らないし、
全く興味がないので専ら画廊、美術館、映画館巡り。東京駅に降り立つとワクワクして興奮したっけ。
やっぱり東京は特別な街。沢山のエネルギーが渦巻いてる。
2004年に東京都写真美術館で開催されていた坂田栄一郎氏の『天を射る』は素晴らしかった!
有名人のポートレイトと坂田氏が世界を飛び回って探し当てた、その人にピッタリくるイメージの
自然界の写真の対比という形で、横に並べられた写真は本当にその人なのだ。ドリカムのボーカルの
ミワさんや陸上の室伏や、ダライ・ラマ、カストロ、映画監督など私が知ってる有名人も沢山いて、
それはそれは刺激的で美しい写真展だった。写真集買っておいて本当に良かった。
2019年にはパウル・クレー展を必ず観に東京に行くから、またあの高揚感を久々に味わえる。
楽しみだな。目黒の庭園美術館にも足を運びたいな(*^-^*)



