2012年10月24日
アメリカ大統領選のこと

11月の大統領選を控え選挙活動もアメリカ各地で熱を帯びてきているようですが、4年前に突如
オバマが浮上してきた時は驚きましたね。何しろアメリカ初の黒人大統領が生まれるかも知れないの
だから、期待やら恐れやらが米全土で渦巻いていたと思われます。アメリカは奴隷制度という暗い
歴史を持つ国ですから黒人の方々もさぞかし固唾を呑んで見守っていた事でしょう。黒人の父親と
白人の母親を持ち、元弁護士でなかなかのハンサム。TVではこれ位しか解らないので、4年前に
オバマの書いた自伝的な著書 『 マイ・ドリーム 』 を読んでみました。
彼は人権派弁護士として頭角を現し、貧困層救済の草の根社会活動を通して1996年にイリノイ州
議会上院議員の補欠選挙に当選したそうです。この本ががなかなか面白く、彼の生い立ちから今に
至るまでが情感豊かに描かれ、人種問題にまつわる葛藤も赤裸々に書かれていて、この本を読む
限りでは虚飾などは感じられず私は素直に感動しました。何しろあの当時、どうしてもブッシュに
だけは再選して欲しくなかったので、遠い日本からエールを送っていました。あの時オバマをホワ
イトハウスに送り込んだ若者を初めとする米国民の力には目を見張りました。
アメリカ人も捨てたもんじゃないじゃん!って。
対立候補のロムニーは徹底した経済の自由競争を!と言ってるようですが、そんな事したら益々
貧富の差が拡大するばかりです。ミシェル夫人がオバマは信用できる人です。 と言っていましたが
私もそれは嘘ではないと思います。11月には日本から念を送ろうと思います(^_^)