2012年11月15日
鐘の音

夜9時になると近くのお寺の住職さんが鐘を鳴らす。ご~ん、ご~んと鳴る鐘の音は日本人の心に
静かに響く。聞いていると段々心が落ち着いてくる。心に波風が全くない状態。これを平常心と
いうのかな?やはり子どもの頃からずっと慣れ親しんで聞いている鐘の音はいいものだ。
お寺の鐘の音は仏教の言うところの中道、中庸の精神に通じるものを感じる。弦は弛んでいても
だめ、張り過ぎていてもだめとはよく言ったものだ。これとは逆にヨーロッパの教会の鐘の音を
聞くと心が高鳴る。何か高揚感を感じるのだ。陶酔と言ったらよいのだろうか。
以前、キリスト教は基本的に積極的な宗教だと聞いた事がある。天を仰ぎ、神の御心に背くことなく、
上を目指す精神があの鐘の音の高揚感と関係あるのだろうか?いやいや、私が勝手にそう感じている
だけなんだろうな、きっと(^_^)
上の絵のタイトルは HATS