2013年04月10日
マルホトラ博士の研究報告
抽出法の精製油を摂り続けるとどういう事になるかを示した一例をあげます。
この調査はインド国営鉄道会社の医師・マルホトラ博士が行ったもので、インドの
南北ふたつの地域の食事と健康の関連を調べたものです。北部の住民は肉を食べる
食習慣を持っていて、主な脂肪源は伝統食ギー(水牛の乳から作る液状バター)でした。
当然彼らのコレステロール値は高かったわけです。一方、南部の住民は菜食主義で
コレステロール値もずっと低かったのです。しかし、それにも関わらず南部の住民は
北部の住民に比べて心臓病を15倍も多く起こしていました。両者の食事の大きな違いは
南部の人々は伝統的な食品ギーを捨てて、マーガリンや精製油を使うようになっていたのです。
その後、イギリスの有名な医学専門誌『ランセット』はボンベイの研究者からの手紙を紹介していて
マルホトラ博士の調査を20年後にフォローアップしたものでしたが、それは『北の地域でも今や
心臓病死が多くなっている。』という報告でした。その手紙にはギーに取って代わって北部でも
精製された植物油やマーガリンが入り込んでから心臓病が急増したと書いてあったそうです。
昔ながらの生活をしていたアジアやその他の地域に西欧の資本主義が入り込んで、大切な
伝統を壊し健康までも害してしまうことはよくある事なのでしょう。悲しいことです。
この連載をお読みの方はお分かりかと思いますが、通常スーパーで手に入る抽出法でない圧搾法の
油はエキストラバージンオリーブオイルとごま油です。圧搾法のなたね油(キャノーラ油)紅花油
などは自然食品店かネットショップで入手できます。
今日の音楽は coba の春の息吹を感じさせる爽やかなアルバム《 風のナヴィガトーレ 》 から
《 プシュケ 》 をお届けします。演奏は早稲田大学エレクトーンサークルです(^o^)丿
上のお花はお向かいさんの庭先に咲くルピナス♪