2013年05月26日
赤い宝石
散歩をしていたら玄関先の低木に赤い実がたわわになる家があった。
1cmくらいの綺麗な実でこれは絶対に食べれると思ったので、得意のチャイム訪問。
ピンポーン♪ とチャイムを鳴らすとインターフォンから渋めの男性の声が響いた。
『 玄関先の赤い実を少し頂いてもいいですか? 』
『 いいよ、なんなら全部持って行きな。 』
実を摘んでいると、頭の上から声がした。見上げると中尾 彬似の年配の男性が
屋上から見下ろしていた。
『 実がなってると木が傷むもんで、この前実をいくらか振り落としたんだ。
これは にわうめ って言うんだよ。 』
『 そうなんですか。じゃぁ、遠慮なく頂いていきます。 』
片手一杯に赤い宝石を摘んだ。ひとつほお張ると甘酸っぱさが口いっぱいに広がった。