2013年03月12日
むかし、油は大切に絞られていた。

世界中のあらゆる民族は何世紀にも渡りナッツや果実や種から単純な方法で油を絞り出して
来ました。原料を漏斗に入れて砕いて絞った油を壺に垂らし込むというものです。かつて
ヨーロッパにはどの村にも油屋さんがあって、摂りたての油を一軒一軒に売っていたそうです。
油は痛みやすいものなので、絞ったら新しいうちに使うものだと考えられていたし、光を遮断
する陶器に入れられ冷暗所に保存されていました。人々は有害な副産物の生じない極めて単純な
やり方で油を絞ってきました。工業技術の革命が起きてからは、大掛かりな機械や科学的な製油法
が導入され大量生産された油はスーパーの店頭に何ヶ月も並べられるようになりました。この劣化
せず長持ちする油は本来油が持つ大切な栄養素が失われていたり、破壊されていたりするそうです。
そればかりかトランス脂肪酸やフリーラジカル、その他の有害物質をも含んでいます。
その製油法については次回詳しくお話しします(^_^)
2月いっぱいでブログをしばらくお休みするつもりでいたのですが、この本に出会ったばかりに
どうしても皆さんにこの事をお伝えしたくて綴っています。ではまた次回をお楽しみに(^o^)丿
上の絵はクリスマスローズです♪